採用ハリネズミ

2026-04-19

保育士の求人票の書き方|保育園・こども園が応募を増やすための具体的な記載例

保育士の求人票の書き方を保育園・認定こども園向けに解説。処遇改善加算・残業・行事準備など保育士が最も気にする項目の正しい伝え方と例文を紹介します。

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保育士の有効求人倍率は2024年時点で2.53倍。全職種平均の1.22倍の約2倍です。つまり保育士1人を2つ以上の園が奪い合っている状態が続いています。処遇改善加算Ⅰ〜Ⅲが導入され、賃金は過去10年で月額約5万円引き上げられました。それでも保育士の離職率は9.3%のまま下がりません。

理由はシンプルで、保育士は「給料が上がったから戻ってくる」わけではないからです。残業、行事準備の持ち帰り、人間関係、書類仕事の多さ——こうした働き方の実態が変わらない園は、いくら処遇改善加算を積み上げても応募が来ません。

この記事では、保育士が実際に求人票で何を見ているか、その項目をどう書けば応募につながるかを具体例で解説します。

保育士が求人票で最も気にする4項目

全国保育士養成協議会や各種保育士向け転職サイトのアンケートを総合すると、保育士が求人票で重視する項目は次の4つに集約されます。

  1. 残業時間の実態(平均だけでなくピーク時)
  2. 持ち帰り業務の有無(連絡帳・製作物の準備)
  3. 行事の数と準備体制(発表会・運動会の練習期間)
  4. 職員の年齢層と人間関係(主任・園長のスタンス)

給与や休日は「最低ラインを満たしているか」を見る項目で、決め手にはなりにくいです。決め手になるのは上の4つです。ここを曖昧に書くと、給与を高く設定しても応募が来ません。面接まで来ても辞退されます。

残業・持ち帰り業務の書き方

保育士業界で最も多い「求人票と実態のズレ」が残業の記載です。

❌ 悪い例

残業ほぼなし/アットホームな職場です

「ほぼなし」は保育士にとって信用できないワードになっています。過去に「残業なし」と書かれた園に入って、実際は連絡帳と製作物を家に持ち帰っていた経験がある人が多いからです。「アットホーム」も同様で、人間関係の閉鎖性を連想させる逆効果ワードになっています。

✅ 良い例

残業時間:月平均10時間(通常月は5時間程度、行事前の3月・10月は15〜20時間) 持ち帰り業務:原則ゼロを方針にしています。連絡帳はクラスタイム(14:00〜15:00の園児午睡中)で記入。製作物の準備は月1回、土曜の午後に有給とは別の「製作準備日」を設けて園内で行います。 行事準備:発表会・運動会は練習期間を3週間に区切り、この期間中は書類業務を主任が巻き取る体制です。

数字、仕組み、誰がどう巻き取るか。この3点が揃うと「本当にそうなんだな」と伝わります。残業が「ある」園でも、仕組みで減らす努力をしていることを書けば応募は来ます。むしろ「ゼロです」と断言する園のほうが疑われます。

求人票のNGワードについては求人票で使ってはいけないNGワードでもまとめています。

処遇改善加算の正しい書き方

処遇改善加算は保育士の給与で最も重要な項目ですが、求人票では「処遇改善手当あり」の一言で済ませている園が9割を超えます。これでは他園と差別化できません。

❌ 悪い例

基本給20万円+処遇改善手当あり

これだと実際いくらもらえるのかわかりません。保育士側は「手当ありと書いて実際は5000円だった」という過去の経験から、金額が書かれていないと低く見積もります。

✅ 良い例

月給:245,000〜285,000円(内訳は下記)

  • 基本給:200,000〜220,000円
  • 処遇改善等加算Ⅰ:15,000円(全職員一律)
  • 処遇改善等加算Ⅱ(キャリアアップ):
    • 副主任・専門リーダー:月額40,000円
    • 職務分野別リーダー:月額5,000円
  • 処遇改善等加算Ⅲ:月額10,000円(2024年度より継続支給)

※キャリアアップ研修の受講費は全額園負担。勤務時間内に受講可能。

加算の種類を明示し、金額と支給条件を書きましょう。これだけで他園との差が歴然とつきます。とくにⅡ・Ⅲは園によって支給方法が違うので、書いていない園は「ちゃんと支給していないのでは」と疑われます。給与の書き方は給与の書き方完全ガイドも参考になります。

この記事を読んで「直したい」と思ったら

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ICT化・業務効率化のアピール方法

保育士の転職理由の上位に「書類業務の多さ」が入ります。連絡帳、指導計画、児童票、午睡チェック——これらを手書きでやっている園と、ICTで回している園では保育士の負担が段違いです。

❌ 悪い例

ICT化推進中/最新設備を導入

「推進中」は「まだやっていない」とほぼ同義に読まれます。「最新設備」も具体性がありません。

✅ 良い例

業務のICT化状況(2024年4月時点)

  • 連絡帳:コドモン導入済。保護者とのやり取りはすべてアプリ。
  • 指導計画・月案:PCテンプレートあり。記入時間は1案あたり30分以内。
  • 登降園管理:タブレット打刻で出欠集計が自動化。
  • 午睡チェック:センサー式で5分おきの手書き記録は廃止。

これにより事務作業時間は導入前と比べて週あたり約5時間削減されました。

ツール名、導入時期、削減された時間を書きましょう。これで「口だけじゃない」と伝わります。導入していないなら無理に書かず、代わりに「事務時間の確保」をどう工夫しているかを書きましょう。

中途・ブランク明け保育士向けの書き方

保育士資格保有者のうち、実際に保育士として働いているのは4割程度です。残り6割の「潜在保育士」を掘り起こせるかどうかが、採用成否を分けます。

❌ 悪い例

ブランクOK/経験者歓迎

これは何も言っていないのと同じです。ブランクのある保育士が不安に思うのは「現場についていけるか」「今どきの保育についていけるか」です。

✅ 良い例

ブランクのある方へ 5年以上のブランクがある方も歓迎しています。直近では7年ブランクの方(40代)が2023年10月に入職し、現在は1歳児クラスの副担任として勤務中です。

復帰サポート

  • 最初の2週間はフリー保育士として複数クラスを見学
  • 新しい保育指針(2017年改定)・ICTツールの研修は勤務時間内に実施
  • 最初の3ヶ月はクラス担任にせず、副担任またはフリーで業務に慣れていただきます

実際に入った人の年代・時期・現在の役割を書きましょう。抽象的な「歓迎」ではなく、具体的なサポート内容を書きましょう。この2つで「自分も働けそうだ」と感じてもらえます。未経験歓迎の書き方も同じ発想です。

媒体別の使い分け

保育士の採用媒体は大きく分けて3系統あります。それぞれ応募層が違うので、使い分けないと無駄打ちになります。

保育士バンク/ほいく畑/マイナビ保育士などの専門エージェント

  • 登録者は転職意欲が高い保育士。求人票より「求人票+担当者のヒアリング」が重要です。
  • エージェント担当に園の雰囲気を伝える時間を取りましょう。求人票は最低限の情報でも担当者が補えます。

Indeed

  • 検索型なので「保育士 ○○市 残業少なめ」などの検索キーワードに引っかかる書き方が必要です。
  • 職務内容欄を充実させると検索順位が上がります。無料枠でも十分機能します。

ハローワーク

  • 地元で長く働きたい層、ブランク明けのUターン層に強いです。
  • 行政系の書式なので自由度は低いですが、「仕事内容」欄を最大文字数まで使って具体的に書く園が勝ちます。

どの媒体でも、先に挙げた4項目(残業・持ち帰り・行事・人間関係)の書き方をそろえておくと、転載しても情報の質が下がりません。

応募を増やす求人票の共通点

保育士採用で応募が集まる園の求人票には共通点があります。

  • 数字と仕組みで書かれている(「残業少なめ」ではなく「月10時間、主任が巻き取り」)
  • 悪い側面も隠さない(「3月は繁忙期で残業15時間」と書く)
  • 実在する職員のエピソードが入っている(「7年ブランクの40代が現在副担任」)
  • 処遇改善加算の内訳が明確(ⅠⅡⅢの金額が書かれている)

逆に応募が来ない園の求人票は、「アットホーム」「残業ほぼなし」「やりがいのある仕事」の3点セットになっています。この3ワードが入っていたら全部書き直したほうがよいです。

中小規模の保育園・こども園の採用全般については中小企業の採用完全マニュアルもあわせて読んでください。


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