在宅介護の部屋の臭い対策:家族ができる消臭と、頼れるサービス

在宅介護の部屋のニオイは、介護する家族の負担と、来客や本人の気持ちにも関わります。原因を分けて対策し、家族だけで抱え込まずにサービスも活用しましょう。

原因別の対策

ニオイの原因 主な対策
排泄(おむつ、ポータブルトイレ) 使用後すぐに密閉・処理、ふた付き容器、換気
寝具・マットレス 防水シーツ、シーツや枕カバーのこまめな交換と洗濯
体のニオイ(皮脂・汗) 入浴、清拭、着替え
衣類・タオル 汚れたものはためずに洗濯、ふた付きの容器で保管
食べこぼし ベッド周りや床をこまめに拭く

排泄のニオイ

おむつの扱いはおむつの臭い対策、ポータブルトイレはポータブルトイレの臭い対策で詳しく解説しています。

体のニオイ

入浴が難しくなると、皮脂のニオイがこもりやすくなります。40歳ごろから増える加齢臭は、皮脂の成分が変化して生まれる「ノネナール」が原因とされ、枕や寝具、衣類に移りやすいのが特徴です。体を拭く清拭や、こまめな着替え、寝具の洗濯でかなり減らせます。詳しくは加齢臭が部屋にこもるときの対策をご覧ください。

毎日の換気と掃除のコツ

  • 朝と夕方に窓を開けて換気する(寒い時期は短時間でこまめに)
  • おむつ交換や排泄のあとは、その都度換気する
  • ベッド周りの床と壁の低い位置を拭く
  • カーテンやベッド周りの布製品を定期的に洗う

家族だけで抱え込まない

在宅介護では、ケアマネジャーに相談すると、次のようなサービスを組み合わせて負担を減らせる場合があります。

  • 訪問介護:排泄の介助、清拭、シーツ交換など
  • 訪問入浴介護:自宅の浴槽での入浴が難しい場合に、浴槽を持ち込んで入浴を支援する
  • 福祉用具のレンタル:介護用ベッドやマットレス、ポータブルトイレなど

ニオイの悩みも、遠慮せずに相談してみましょう。

光触媒コーティングを使うときの注意

  • 施工中と乾燥中は、介護を受ける人が別の部屋で過ごせるよう段取りする
  • 十分に換気する
  • 寝具や、口や肌が長く触れるものには使わない
  • 窓際など、光が当たる面に限って使う

光触媒は、排泄物の処理や寝具の交換、換気をしたうえで、残るニオイを減らす補助として考えましょう。

よくある質問

在宅介護の部屋のニオイを家族だけで解決するのが大変です。誰に相談できますか?

担当のケアマネジャーに相談すると、訪問介護や訪問入浴、福祉用具などのサービスを組み合わせた提案を受けられます。入浴が難しい場合の訪問入浴介護など、介護保険で利用できるサービスもあります。

介護ベッドのマットレスにしみた尿のニオイはどうすればいいですか?

表面を拭くだけでは内部に残ったニオイは取れません。防水シーツで予防し、しみてしまった場合はマットレスの洗浄や交換を検討しましょう。介護用のマットレスは福祉用具のレンタルで交換できる場合もあります。

介護している部屋に光触媒コーティングは使えますか?

施工中と乾燥中は介護を受ける人が別の部屋で過ごせるようにし、十分に換気すれば使える製品が多いです。ただし、排泄物の処理や寝具の交換、換気といった基本の対策の代わりにはなりません。

参考資料