光触媒コーティングを自分でする方法:準備・手順・失敗しないコツ

市販の光触媒スプレーを使えば、光触媒コーティングは自分でも施工できます。効果を左右するのは、塗る前の掃除と、光が当たる場所を選ぶことです。

自分でやるか、業者に頼むか

自分で施工 業者に依頼
費用 市販品1本数千円程度から 1か所(約10㎡)3万円台からの例
仕上がり ムラや塗布量不足が起きやすい 均一に施工しやすい
下地処理 自分で行う 必要に応じて業者が行う
向いている範囲 1部屋の一部、気になる場所を試す 部屋全体、施設

まず自分で狭い範囲を試し、効果を感じたら範囲を広げる、または業者に依頼する、という進め方もおすすめです。

用意するもの

  • 室内用の光触媒スプレー(可視光で働くタイプ)。選び方は光触媒スプレーは意味ない?を参照
  • 掃除用の中性洗剤、水拭き用の布
  • 養生用のマスキングテープ、新聞紙やビニールシート
  • 使い捨てのマスク、手袋
  • 換気のための窓・換気扇

施工の手順

1. 施工する場所を決める

窓際の壁、照明の近くの壁や天井、カーテンなど、光がよく当たる面を選びます。家具の裏や収納の中など、光が届かない場所は効果がほとんど期待できません。

2. 汚れと油分を落とす

施工面のホコリや手あか、油分を中性洗剤で拭き取り、水拭きして洗剤を残さないようにします。汚れの上に吹きつけると、膜の密着が悪くなり、ムラや早期のはがれにつながります。

3. しっかり乾かす

掃除後は、表面が完全に乾くまで待ちます。

4. 養生する

電化製品、革製品、食器、鏡、ガラスなど、製品が施工を想定していないものはビニールなどで覆うか、別の部屋に移します。床に垂れないよう、下に新聞紙などを敷きます。

5. 目立たない場所で試す

壁紙や布製品は、目立たない場所に少量吹き、乾いたあとにシミや白残り、色の変化がないかを確認します。

6. 薄く均一に吹きつける

製品の指示どおりの距離から、薄く、重ならないように吹きつけます。一度に多く吹くと垂れや白残りの原因になります。必要に応じて、乾いてから2回目を吹きます。

7. 乾燥させる

製品が指定する時間、触れずに乾燥させます。乾燥中は換気し、子どもやペットは別の部屋で過ごしてもらいます。

失敗しやすいポイント

  • 掃除をせずに吹く:密着が悪く、効果も持続しにくい
  • 光の当たらない場所ばかりに吹く:施工しても働かない
  • 濃い色の面に多く吹く:白っぽく残ることがある
  • 乾燥前に触る・拭く:膜ができる前に取れてしまう
  • 施工後に研磨剤やメラミンスポンジでこする:膜が削れる

子どもやペットがいる家での注意

  • 施工中と乾燥中は、子どもやペットを別の部屋に移す
  • スプレーのミストを吸い込まないよう、マスクを着けて換気する
  • 子どもが口に入れるおもちゃや食器、ペットの食器・水入れには施工しない
  • 成分と注意事項は、製品の表示やSDS(安全データシート)で確認する

安全性の考え方は光触媒コーティングは人体に影響ある?で解説しています。

施工後のお手入れ

施工後も、表面のホコリや汚れはこまめに落とします。水拭きや柔らかい布で拭く程度にし、強くこする掃除は避けましょう。効果がどのくらい続くかは光触媒コーティングは何年持つ?をご覧ください。

よくある質問

光触媒コーティングを自分でして白く残ることはありますか?

濃いめの製品を一度に多く吹きつけたり、濃い色の面に施工したりすると、乾燥後に白っぽく残ることがあります。薄く均一に吹き、目立たない場所で試してから全体に施工すると失敗を防げます。

自分で施工したコーティングはどのくらいもちますか?

製品の表示によって異なりますが、業者施工に比べて塗布量やムラの影響を受けやすく、短くなりやすいと考えておくとよいでしょう。手が触れる場所は早めに塗り直しを検討してください。

布製品にも使えますか?

カーテンやソファなど布製品への使用を製品が認めている場合は使えます。色落ちやシミにならないか、目立たない場所で試してから施工してください。

参考資料